今の日本が大好きなキーワード。
「時短」「手間を省く」「パワープレイ」。
すぐにできる!めんどくさくない!わかりやすい!
ちょっとここで、呼吸を例に挙げてお話しします。
口呼吸は結構、たくさんの人が体に悪いって認識してるかもしれないんですけど
じゃあ何で体に悪いのか?
鼻に比べたら
口の方が空気が入ってくる量も多いだろうし
肺までの距離も近い。
鼻が詰まったらそもそも空気の入りも悪いし・・・
鼻呼吸って、めんどくさい!
だから、口呼吸でいいじゃん!って・・・いう話。
でも、ここでちと考えたいのが
なぜ、口じゃなきゃ息ができないような状況になっているのか?
ってこと。
そんなに大量に酸素を入れなきゃいけない理由って?
そんなに急いで酸素を入れなきゃいけない理由って?
んでそもそも、何で鼻、詰まってんの?
口呼吸が体に良くない。
確かにそうかもしれませんが
口呼吸を選択している時点で
もうすでに病気。
表出はしてないかもしれない。
口呼吸したからって、すぐに何かしらの症状が出るってことは
あんまないっしょ?
でも、口呼吸を選択している時点で
すでに不具合のスイッチは押されている。
口呼吸の件でだいぶ前
救急救命士をやっている友達と意見をぶつけ合ったのを
今でも覚えています(若かった・・・)
「口はそもそも呼吸器ではない!」
「いや!口は呼吸器!」
救命士の彼にとっては、救急の最前線で活躍しているので
やはり口は「呼吸器」なんです。
緊急性が高い場合、人間は口を呼吸器としても使うことができます。
この際は、口からの方が大量に、素早く酸素を吸入することができます。
だけど、そんな緊急事態はずっと続いてるわけでもなく・・・。
で、口呼吸の弊害は僕自身嫌という程経験しているので
頑なに抵抗。
この時点で僕も友人も病気になってるわけなんですけどね(苦笑)。
鼻で息するのって、簡単そうで意外と大変。
でも、鼻呼吸に精を出すよりも、ジムに行ってガシガシ筋トレして
バンバン走った方が、健康のために
「何かやった感」は、ある。
あと、サッカーの試合終了間際のパワープレイ。
緊急性は高い(笑)。
だから最後の最後にそういうアプローチが選択されるんでしょうけど
効果が低いのは結構みんなわかっててやってる。
そうじゃなきゃ、最初から最後まで、パワープレイだけでいいっしょ?
でも、もしかしたら何かしらの「ごっつぁん」があるかも知んないから
何でもいいからゴール前にボールを集める。
それで点が入ったケースをあんまり観たことないですけど・・・
時短、手間を省く、パワープレイ。
これはもちろん、ランニングにも当てはまります。
腕の動きとか、脚の動きとか
みんなそれぞれ個性があるのは、もちろん。
だけど、「口呼吸」みたいな
そもそもそこに何かが隠されてるのを見て見ぬ振りをすることが
「個性を活かす」と勘違いされてないか?
ほいで、さらに難しいのは
表面上「鼻呼吸」にしても、解決しないこともあるということ。
みてくれの腕の動きや
みてくれの脚の動きを変えて
解決することもあれば、解決しないこともある。
ケースバイケース。
何でそうなったのか?
何で、そうなっちゃうのか?
これがまた、めんどくさー!!!
めんどくさい。
この問題解決が、そもそもモノを売る基本。
だから、モノに依存してたら当然
問題解決能力には負のフィードバックがかかる。
しかもそれより何よりオオゴトなのは
自分が抱えてる問題すら、わからなくなること。
「時短」にこだわり過ぎてやいないか?
「手間を省くこと」に気を取られ過ぎてやいないか?
「パワープレイ」に頼り過ぎてやいないか?
現代に生きる僕たちは、バランス感覚を問われています。
--------------------
ランニングによる故障の治療は
ランニングによる故障のことを理解している治療院の方がいいですよね?
僕も実際に治療受けたりしてる、信頼できるスタッフがいる治療院。
コメント