今日はケイデンスと足首の動きの話をしましょう。
ケイデンスについては180/分くらいがいいって言われてますが
裸足のアベベが東京オリンピックでシューズ履いて走った時は217/分
こないだのロンドンマラソンで
世界歴代2位の2時間3分5秒で優勝したキプチョゲは186/分
デニス・キメットが2014年ベルリンで
現在の世界最高記録2時間2分57秒を出した時は186/分。
僕の中では180だとちょっと遅いなーくらいの感覚です。
180ってのは一つの目安だから
その数字に拘る必要はないですけど
ただ、180を下回るのはちょっと遅い気がしてます。
なかなかケイデンスが上がらない人は
地面を蹴り込んでる傾向がありますね。
地面を蹴り込むから、地面に足が着いてる時間が無駄に長い。
砂浜で走ると、それはもうテキメンですよ。
つま先で踏み込んでる人は明らかに
舗装路で走るよりもケイデンスが落ちるし、シンドそう。
じゃあ、地面に足が着いてる時間が短ければ短いほどいいのかといえば
そうでもない。
日本人とケニア人のトップランナーの走りを研究した論文では
ケニア人の方が着地時間は長い。
この画像は、こちらの論文から拝借しました。
この画像見たら
日本人ランナーの踵上がりが早いのがわかります。
大腿部が地面と垂直になったタイミングでの踵を比べてみてください。
着地時間がどうこうというよりも
踵の使い方が適切かどうか。
踵の使い方が適切だと、支持期距離が伸びます。
つまり、重心移動がスムースになるということです。
頑張ってる割にはスピードが出ない。
そんな経験、ありません?
つま先で蹴る動き、つまり底屈動作は
前進にブレーキをかける動きですからね。
勝負レースで意気込んでペースダウンしてしまう経験
反対に、そんなに意気込んでなかったのに
意外とタイムが出ちゃったっていう経験。
ありません?
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