僕は中学の後半から陸上競技を始めて
現在にまで至るわけなんですけれども
高校・大学とよく、記録会に出ていました。

ここでよく見かけるのが
記録を出したいあまりに、身の丈以上のタイムで申告し
身の丈以上の組に入って、身の丈のレースができない選手。

これくらいのタイムを出したい!って選手が意気込んでたり
これくらいのタイムを出させたいってコーチが張り切ってたり
そんなこんなでこんな事態をよくみかけます。

その結果
例えば5000mだったら3000mあたりで失速。
しかも、いつもそのあたりで失速・・・
とか
後半失速しても、一応タイムだけは出たけど
1人で走るレース(駅伝とか)ではうまく走れないとか
思うようにいかないことが頻発します。


僕はいつも思うんですけど
結局記録会って言ってもレースなんだから
勝ち負けを最後の最後まで競えるレースをした方がいいんじゃないかって。

それを、シーズン序盤や、調子を崩した時にやることで
「レースの仕方」が身につくんじゃないかな。

選手が伸びるキッカケって
「心が躍る」ことだと思うんです。

それは、勝った喜びで躍るのもそうなんだけど
最後の最後まで競り合って、でも勝てなかった悔しさもそう。

陸上、特に長距離では、コーチがよく
「そんな走りして、悔しくないのか?」
とか言ってる場面に遭遇しますけど
そういう感情って、押し付けて、言わせるもんじゃないでしょ?

僕は高校の時なんか
そうやって強制的に思わされ、言わせれ、反省させられてきました。

でもそれって、本人の腹の底からの感情じゃないんだから
本人が次の一歩を踏み出すための原動力になるはずない。
だって、悔しいようなレースになってないんだもん。

つまんない、ホント面白くないレース。

だから、記録会に出場するときは
レースをしなきゃ!ギリギリの、ヒリヒリするようなレースを。

そんなレースで勝てれば、それはそれで大きなキッカケだし
負けても最後までそういうレースができれば
本人の次への原動力になる。

原動力があれば、自分で考えることができるようになる。
工夫するようになる。次のレースで勝つためにはどうすればいいのか?


ウチの息子なんか、勝てないレースはホントに出たがりません。
だって、面白くないのがわかってるもんね。

頭がいい大人は、そんな弱腰でどうする?って思うかもしれませんけど
それが自然だと思うんですよね。


コーチが選手の身の丈を見極めてあげて
一般的な、陸上競技という世界にある「慣例」を一度見直す必要があるんじゃないかなと。

「自主性を持て!」ってコーチが怒鳴っても
「やる気スイッチ」がオフのままでは
結局押し付けですからね。



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