「なぜ、今オレはネガティブな思考しかできないのか?」

それはきっと
「これくらいのタイムでは走りたい」とか
「ペースダウンが情けない」とか
自分の理想像っていうか、見栄というか。

うまくいってる時はいいんだけど
うまくいかなかった時、これは大きな負荷になる。

こんなはずじゃなかった。
こんなんだったら、途中でやめて、リセットしたい。

そんな考えがグルグルと、頭の中を駆け廻ってました。


いつもなら、ここで諦めちゃう。

もういっかー。
ってなっちゃってた。



だけど今回は、ちょっと事情がいつもとは違いました。

故郷熊本を襲った大地震。

不幸中の幸いというか、実家の家族や親戚には
特に大きな被害がなかったということだったんですが
故郷の熊本が大変なことになってる。

それに比べれば、オレの苦しみなんて、たかが知れてる。
オレはあと1時間もすればこの苦しみから脱出できるけど
被災した方はずっとずっと続く余震で
しかも、いつ収まってくれるかわからないっていう不安の中
懸命に生き続けてる。


もしかしたら、こういう考えに否定的な方もいらっしゃるかもしれませんが
事実僕は、故郷を思い出し、詰まっていた息と思考を
再び流し始めることができました。

そうすると
攣りそうになっていた左のハムストも
いつの間にか攣らなくなり、その後ゴールするまで
全く問題になりませんでした。



ネガティヴな思考がもたらす「息詰まり」。

ネガティブな思考は、気を奪います。
要するに、息。

ハッと気付きました。

ワークショップやセミナーなんかであんだけ偉そうに
「ハイ、息続けてくださいねー」とか言ってるのに
いつの間にかオレ、めっちゃ息浅い・・・

逆に笑えました。マジで息取られてるし。


一歩一歩。
息を整えながら
一歩一歩進めば
ゴールの方から必ず近づいてくる。

悪くない。全然悪くない!いいリズムになってきた。

息を整え始めたら
不思議と走りがいい感じになってきたんですよね。




ただ、今振り返ると
20キロ過ぎに心拍数が上がりすぎてた時に
我慢してペース落としたのが良かったのかも。


こないだメルマガで話した
「オーバーハートレート」っていう考え方の件も踏まえて
続きは次回に。




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